Googleショッピングがついに登場

インターネット検索エンジン最大手のGoogleが、また新たなネットサービスを開始した。
ネット上のショッピング情報を検索できるサービス、「Googleショッピング」だ。
すでに海外5か国(アメリカ・イギリス・ドイツ・中国・フランス)で運用が開始されて
いるこのサービスは、これまでに培った検索エンジンサービスのノウハウと多くのGoogle
ユーザーをバックに日本でどのように展開されるのだろうか。

 

Googleショッピングと既存大手サイトの比較

まだ始まったばかりのサービスであるGoogleショッピングだが、既存の大手ネットショッピング
サービスとどのような違いがあるのか?

 

とりあえず現状におけるGoogleショッピングと他大手4サービスとの違いを表にまとめてみた。

 

サービス名

販売方法 特長 口コミ・レビュー 価格比較 ポイント 送料 出店料(月額)

Googleショッピング

Googleショッピングに出品している各店舗のサイトにて購入 シンプルで商品が探しやすい
出店料が無料
なし できる。ただし価格の安い・高い順の並び替えのみ。 なし 販売店による 無料

価格.com

価格.comに登録している各店舗のサイトにて購入 店舗ごとの価格がひと目でわかる。
販売よりも価格比較に重点をおいているため、ショッピング目的でなく利用するユーザーが多い。
あり できる。さらに同一商品の各店舗ごとの販売価格を比較できるので、安く購入できる店舗がわかる。
また、人気ランキングなど様々な角度から比較している。
なし 販売店による 10,500円〜

楽天市場

楽天市場内の各店舗ページより購入 ファッションや日常雑貨、家具など種類が豊富。
出店数・利用者ともにダントツ。
あり できる。また、ランキングページの内容が充実している。 あり 販売店による
送料無料商品を集めた常設ページあり
19,500円〜

Amazon

amazon直営で販売(マーケットプレイスもあり) 家電系が豊富。 即日発送可能 あり できない あり 無料 小口:1点につき100円〜
大口:4,900円〜

Yahooショッピング

Yahooショッピング内の各店舗ページより購入 旬の商品や目玉商品をトップページで紹介するなど、
コンテンツ構成に凝っている
あり できる あり 販売店による 20,790円〜

 

Googleショッピングが与える日本の通販市場への影響

他のサイトと比べても、まだ始まったばかりのGoogleショッピングはコンテンツも少なく
不足している部分が目立つ。
これからどう発展していくかにもよるが、現状では他と同じレベルで比較することは難しい。

 

しかしこのGoogleショッピングには、以下に挙げる他のサイトにはない特徴がすでに見えて
いるのも事実である。

  • 出店料が無料なので、大手から個人まで他のサイトより多くの店舗が登録する可能性がある
  • Googleのお家芸である通常の検索エンジンの結果に商品が表示されるようになれば、元々のGoogleユーザーを取り込むことができる
  • Google自体の認知度が高いため、ユーザーがとっつきやすい

 

実際に、Googleショッピングが公開された際に「価格.com」の株価が急落するという事態が
発生している。
以下のサイトでは「今日の市場の評価は「Googleショッピングは価格.comにとって大きな脅威に
なる」ということ」を証明している、と紹介している。

 

引用:http://techse7en.com/archives/1396059.html

 

 

しかし同サイトでも取り上げられているように、Googleショッピングはいい意味では「シンプル」
だがある意味とても不親切である。
Googleのサイトやスタンスを見ても、これからYahooショッピングや楽天市場のようにコンテンツ
が充実していくとは考えにくい。
また独自の口コミ・レビューもないため、利用者が購入の参考にできるツールが少ないことから
日本人が好む形態で運用されることは難しいのではないだとうか。

 

この点を考えると、今後他のサイトの脅威となるまでに発展するかが難しいところである。

 

Googleショッピングに今後期待するもの

とはいえ、他のサイトと同じようなコンテンツ構成にしていたのでは個性がなくなる。
今後Googleショッピングがシェアを伸ばしていくためには、どんな方向性で行くべきなのか
また何が必要なのだろう。

 

前項でも述べたが、Googleには従来の検索エンジンサービスの経験とノウハウが確立されている。
この強みを、最大限に生かすことが重要である。
また店舗登録料が無料であることを生かせば、大手から個人まで他のサイトを超える数の店舗と
契約することが可能である。
(すでにGoogleは界ストアーとパートナー契約を結んでいる)

 

この2つの要素が合わされば、利用者はGoogleのトップページから購入したい商品を検索すれば、
膨大な店舗の商品が一度に表示され、他のサイトよりはるかに上回る数の商品が検索できる。
検索結果から直接それぞれの店舗のサイトにアクセスできるようになれば、さらに便利だ。

 

このように、他のサイトにはない「シンプルかつスピーディに、そしてわかりやすくネット市場
の商品ほとんど全てが検索できる」ようになれば、新たな形態のネットショッピングサービスと
して発展するのではないかと、考える。

 

いずれにしろ、Googleショッピングは今後何らかの形で発展していくだろう。
この試みが日本でどこまで通用するのか、他競合サイトとどのような攻防を繰り広げることに
なるのか、今後が楽しみである。

 

 

<参考サイト>
 http://techse7en.com/archives/1396059.html
 http://akibaryu.seesaa.net/article/167550182.html
 http://www.suzukikenichi.com/blog/google-japan-launches-google-shopping-and-google-merchant-center/